ピサ |
世界遺産 「サン・ジミニャーノの歴史地区」1990年 | |
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塔の町 サンジミニャーノ 13〜14世紀、サンシミニャーノは教皇派と皇帝派の血なまぐさい争いの場だった。こんな小さな田舎町でも中央の政争のミニチュア版が繰り返されていた。この街の象徴のような塔は、対外防衛的な意味もあったが、街の貴族たちの富と権力の象徴として競って建てられたという。 |
初期の城壁と門と塔 初期の頃の街に入る門とその横に立つ塔。 |
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街中はあっちこっちにこんな街角があった。美しいので何枚も写真をとってしまった。 |
サン・ジョバンニの門をくぐると石畳の通り 門が破られても細い通りを少人数でしか進入できない。石の家は入り口の厚く頑丈な扉を締めてしまうと城壁となる。 街の中央には広場があり、井戸があった。テラスでカプチーノをすれば、時間が進んだり後戻りしたりして、不思議な気分になる。東洋人にとって石の文化は異文化だ。中世の時間が今どうしてここにあるのか分からなくなる。すべてを水に流して忘れてしまう文化に対して、石の文化は継承される文化なのではないか。濃密な文化の蓄積の中で、現在とどう折り合いをつけているのか。 |
塔の街、サンシミニャーノからの風景。美しいトスカーナの起伏が続いていた。 |
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新しい現在の街と古い中世の街が共存 トスカーナの柔らかい曲線の丘に新しい街と古い町が並んでいた。風景はどこを見ても美しい。 |
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photo by miura 2005.11 |