ピサ |
世界遺産 「ポンペイ、エルコラーノ、トッレ・アンヌンツィアータの考古学地域」1997年 ポンペイの地図 |
|
正面の山がベスビオ火山。 |
ポンペイは、私が小さいときにベスビオ火山により埋もれた町ということを本で読んで、世界にはそんなことがあるんだと感動したことがあり、是非行ってみたい町のひとつだった。人々が食事をしていた時に火山灰に覆われそのままタイムカプセルに閉じこめられてしまったため、食事している姿のままで発掘されるとのとこだった。 事実は少しちがっていたようだ。 |
彩色された壁画 | 荷物の運送業の看板らしい |
いたるところにレリーフや壁画がのこされている。左上の写真は青果市場の壁面に描かれていた絵。
ここには紀元1世紀ころのローマ時代の町がタイムカプセルのように閉じこめられたまま発掘されていた。 |
|
石臼とパン焼き釜 この石臼で小麦を挽いた。棒を通す穴が開けられておりそこに棒を通して牛に引かせたという。 下の写真の釜でパンを焼いた。 神殿、役所、劇場、公衆浴場、居酒屋、運送屋、洗濯屋、赤線地帯など、町の日常生活に必要なサービスはすべてそろっている。貴族や権力者の家、庶民の家、生活水準も社会階層によりまちまちで、現在の町の生活とほとんど変わらない。
盗掘が絶えなかった ポンペイが火山灰に埋もれてしまったという報告はローマにも届き救援活動もあったようだが、復旧不能として放置されたようだ。埋もれていることは周知の事実だったから、古代よりポンペイの盗掘は絶えなかったようだ。 |
|
道路の飛び石 道路にはところどころ飛び石が並べられている。横断歩道という説明。でもどうして横断歩道がでっぱっているのか。道路には牛馬の糞が落ちており、水が流れ、ひょっとすると人糞や尿も流れていたかもしれない。そうすると、このような横断歩道もうなずける。道路には、馬車の通り道といわれる溝がある。写真の道路には3つの石があり、これでは馬車は通れない。当時は、車道と人の歩く道が分かれていたのかもしれない。 |
|
ベスビオ山は、現在はほとんど火山活動を停止しているようだ。ナポリとポンペイは同じような位置にあるがどうしてポンペイが灰に埋もれたか、どうも風向きに原因がありそうだ。 |
|
photo by miura 2005.11 |