4.アーチーズ国立公園(Arches National Park) |
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グラニンド・ティトン国立公園から、ソルトレイクを経由して、ユタ州のアーチーズ国立公園へ。この地域はザイオン、ブライスキャニオンなど奇岩の公園が集中している。 デリケートアーチの右手前にはなぜかクレーターがある。落ちたら這い上がれないかもしれない。アーチの向こう側は絶壁になっている。 |
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奇岩デリケートアーチ 1億5000万年前に形成された、4.8kmの岩のトレイルと146mの高さの丘を登っていくとデリケート・アーチに到達する。アーチズ国立公園の象徴的なイメージである。孤立したアーチで、アーチーズ国立公園の中でも異彩を放っている。 アーチまでの道のりは炎天下結構辛い。アーチの手前の岩場が右側のすり鉢状クレーターに傾いていてずり落ちそうで怖い。眼が悪い私には冒険だったかもしれないが、実物を触って感じるダイゴミは代えがたい。 |
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ノース・ウィンドウ・アーチ North Window ArchのMap |
ノース・ウィンドウ・アーチ 駐車場から歩いてすぐのところにある。ただただすごいといった感想しか出てこない。アメリカ人はこのアーチのことをノース・ウインドウ、北の窓と呼んだ。岩に空いた窓ということか。青空を背景に空いた岩の窓は、空に架かった岩の架け橋で、なぜか美しく感動してしまう。やはり自然が人間たちにプレゼントしてくれたアートということなのだろう。 |
青空に浮かぶ岩の架け橋にびっくりして何枚も写真を撮ってしまう。 |
岩のアートの下で空を見上げていると変な気分がする。洞窟ではない、風穴や水穴でもない。こんな不思議な岩の橋がこの世にあるのだろうか。見上げた時の青空と岩がとてもシュールで美しい。アーチの下では、よい年した大人が皆子供に帰ってなぜかはしゃいでしまう。 |
ノース・ウィンドウ・アーチとサウス・ウインドウ・アーチ ノース・ウインド・アーチを出てみるともう一つの穴が見える。サウス・ウインド・アーチという。離れてみるとメガネのように見える。中央に鼻の山がある。 |
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ダブル・アーチ(Double Arch) 一方が他方の上に乗った2つのアーチ。すごく大きく迫力がある。こんな奇景はみたことない。この奇岩は「レイダース・失われたアーク」で撮影に使われたという。 「公園は地下の岩塩層の上にあり、この岩塩層がこの地域におけるアーチと尖塔、バランス岩、砂岩の薄い板、浸食された一枚岩の形成の主たる原因である。所々で数千フィートの厚さに達するこの岩塩層は、海水がこの地域に流れ込み、蒸発して、およそ3億年前にコロラド高原に堆積した。 数百万年にわたり、岩塩層は、洪水、風、間をおいて流れ込んだ大洋からの砕屑物で覆われた。 多くの堆積物が加圧され、岩となった。 あるときには、この重なり合った地面は厚さ1マイルに達した可能性がある。 |
加圧された塩は不安定であり、アーチの下の岩塩層は、この厚い岩のふたの重みに太刀打ちできなかった。 そのような圧力の下で、岩塩層は、移動し、曲がり、液化し、自身を再配置し、結果として地層を上方に突き破り、岩塩ドームを形成した。 全体が空洞に崩れ落ちた。 所々でほとんどぎりぎりまで折れ曲がった。 断層が出現した。」(Wikipediaより) なるほどアーチ形成の原因は、岩塩と岩石の歪曲と岩塩の消失か。人類出現よりはるかに遠い昔の地球の歴史があった。 |
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ランドスケープ・アーチ(Landscape Arch)のMap |
ランドスケープ・アーチ(Landscape Arch) ランドスケープ・アーチは、アーチの幅が2m以下と薄く、100 mを超える長いアーチで公園内最大。アーチは日々形成されていて、穴の周りのアーチの岩は時々剥奪する。1995年には15mと9mの塊が落ちた。今までは通過する事が出来たアーチの下をくぐるトレイルは閉鎖されている。 |
岩山の上から撮ったデビルズガーデン |
デビルズガーデンエリア ランドスケープ・アーチの手前を右に折れたところにあるトレイル。時間があれば一周したいが、途中で引き返した。ついでに高い岩山をおっかなびっくりながらもしっかり登り切った。足場を見ると怖いが、撮った写真は案外ありきたりにしか写らなかった。 |
バランス・ロック Balanced RockのMap |
バランス・ロック(Balanced Rock) バランスをとって立っている巨大な岩、スクール・バス3台分の大きさがある。30分くらいで一周できるとのこと。バランスロックの足元まで行ってみた。大きな岩は風が吹くと今にも崩れそうだが、かろうじてバランスをとっている。この岩が倒れるのは、数時間後か数日後か数年後がわからないが、浸食がすすんでいるのでそう遠くはないのではという意見もある。 |
photo by miura 2018.6 |