2.シャウエン 青の街 |
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メディナ(旧市街)の路地の雰囲気。青でもなぜか違和感はない。 |
シャウエン 青の街
ChaouenのMap
シャウエン世界遺産、「青の街」として有名である。 シャウエンは、モロッコの北西にある都市で北部リフ山脈の麓、海抜610mにある。 この日はあいにく小雨混じりの曇り空。それでも街はご機嫌に迎えてくれた。 |
旧市街は山からの斜面につくられている。 |
シャウエンの一角の旧市街地は青く色付けられた家や建物が多い。
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渋く味のあるアイン門をくぐってメディナ(旧市街地)に入る。入ってすぐにお土産の露店が続いている様がすざましい。 |
新市街からアイン門をくぐってメディナ(旧市街地)に入る。 |
中にはこんな濃い趣味のよくない青もあった。 気持ちはわかるが。こんなところに住んでいて大丈夫なのだろうかと思う。 |
青といってもいろいろな青がある。空の青や純粋な青、薄い青など、青色が好きな人にはたまらない。おおむね壁の下の方が濃い青、上になるにつれて青は薄くなっていき、その上はおおむね白色になっている。街を上から眺めると白色で、路地は青色に霞んでいるように見える。その色の変化や配色のバランスがよくできている。 |
さすがに朽ちていく青色の家も目立つが、かえってよい味を出している。屋根がほとんど崩れているが、なぜか印象に残る廃屋。つい何枚も写真を撮ってしまった。 |
猫と犬。猫はどこの街角にもいて、人々から餌をもらいかわいがられているようだ。 |
川沿いの洗濯場のある風景。憩いの場でもあり社交場でもあるようだ。 |
街はずれのオイサー門からいったん外にでる。
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マクゼン広場からみたカスバ(砦)の塔。ポルトガルの侵略と戦うための要塞として設立ということだが、小さい砦で軍事的な脅威になるようなものとは思えない。 |
マクゼン広場まで来て自由時間となる。広場に面してカスバ(砦)がある。有料だが、入ってみた。入るとすぐ中庭だが狭い。中庭を挟んで右手に塔、左手の建物は博物館。砦であるにしても小さく狭い。 マクゼン広場を歩いていくロバ。あわれ深かったのでカメラを向ける。前を歩いているお爺さんとロバの恰好や雰囲気が同じだった。こういう風景によく出会うような気がする。既視感と懐かしい感じがいとおしい。 |
シャウエンの山の中腹のホテルで朝5時半頃に眼が覚めてしまった。すると遠くでコーランの第一声、6時ころがピークで5〜6か所からコーランが聞こえてくる。5分くらい不思議な気分でぼーとして聞き入っていた。仏教の読経のようにも思う。ここは紛れもなくイスラムの国、青の街。 |
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3.ティトゥアン 白壁の街 |
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ティトゥアン 白壁の街 TetouanのMap |
あいにくの雨だが、晴れていればまばゆい白壁の家々が光って見えるはずなのだが。 |
スペインではテトゥアンは海賊(バルバリア海賊)で悪名高く、モロッコ・スペイン戦争中の1860年2月4日にはアイルランド王族の末裔であるスペインの将軍レオポルド・オドンネルがテトゥアンの戦いで勝利して町を占領した。彼は1862年5月2日の撤退までの間に町をヨーロッパ風に改造している。この改造は地元から憎まれ、結局市民によって改造の痕跡は全て破壊され、町はほぼ元の状態に戻った。オドンネルは後にスペイン首相となり、初代テトゥアン公爵を名乗った。(Wkipediaより) 1429年、グラナダ陥落により逃れてきたイスラム教徒やユダヤ教徒たちが入植した町であるため、スベイン・アンダルシアの白壁の街のような、白い壁の家が多い。 |
主な宗教はイスラム教だが、キリスト教徒の少数派もいる。また、メラーと呼ばれるユダヤ人地区も残る。これはヨーロッパでいうゲットーに似たもので、町から隔てられ、夜には門を閉ざされていた。 |
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王宮の前の広場 メディナを囲む城壁。レンガ積みが朽ちていい味を出している。 |
1997年に「テトゥアン旧市街」(テトゥアンのメディーナ)がユネスコの世界遺産として登録された。 メディナ・旧市街地を取り囲む城壁。ここの城壁の高さは低いが、城壁は、石積みなのかレンガ積みなのか、なんとも言えないよい色と味をだしていた。 |
砂漠なのか荒れ地なのか草地なのかわからないような土地が続く。 |
シャウエンからティトゥアンへは2時間のバス移動、ティトゥアンからフェズへは5時間のバス移動となる。山道をバスの最後尾で揺られるのはきついかと思い酔い止めの薬を1錠飲んだ。この薬が良く利いた。1日中車酔いのような気分で、もうろうふらふらしていた。飲まなければよかった。 |
手入れの行き届いたオリーブ畑 |
延々と続く麦畑を見るとこの国は砂漠のイメージがあるが農業国としての将来もあかるいのではないかと思える。
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丘の向こうにダム湖が見える。 |
辺りは石ころの砂漠で人家のようなものは見えない。あるかなしか草を求めて羊たちがいる。かたわらで老人が長い影を落として座り込んでいる。辺りは石ころ、人家は見えない。 |
photo by miura 2017.10 |