カストロヘリス村 | サンチアゴデコンポステーラ |
8.エウナテの聖堂 |
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エウナテ聖堂(サンタ・マリア礼拝堂) パンプローナを出てサンセバスチャンに向かう途中にエウナテの聖堂=サンタ・マリタ礼拝堂がある。巡礼路の畑の向こうに聖堂と付帯施設だけがポツンと建っていて、付近に民家は見えない。写真は、八角形の聖堂の全景。 |
十字軍活動以降、いくつかの騎士修道会(構成員たちが武器を持って戦闘にも従事するタイプの修道会)が誕生したが、テンプル騎士団はその中でももっとも有名。ヨーロッパ人によって確保されたエルサレムへの巡礼に向かう人々を保護するために設立された。 |
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ドームの屋根の下の梁にいろいろな顔の彫刻。どうして変顔の像が彫られているのだろう。悪魔祓いだろうか。とても不思議な気分。天国と地獄、天使と悪魔、聖と俗、善良と邪悪などの対称が矛盾をはらみながら同居している。それが人間の両面、本性の属性であるかのように。 |
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ドームの天井 |
ほとんどの柱や屋根の装飾に人面や聖人の彫刻・レリーフがある。何故かいろいろな顔がある。変な顔も多い。どうして変顔が多いのだろう。そういうものを聖堂に飾るというのは、どういう意味があるのだろう。 |
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王妃の橋 村を流れるアルガ川に架かるアーチ橋(左の写真)が美しい。11世紀の創建といわれ、当時の6つのアーチをそのままに残しているロマネスクの橋である。橋の真ん中で左右から伸びてきた一直線の橋がぶつかったような形をしている。 |
橋の全景。橋げたのアーチの半円が川面に映りきれいに円形になって見える。この橋の美しさの秘密かもしれない。 |
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橋のたもとの遊歩道から |
橋を渡ると、いかにも中世巡礼路といった街並みが続き、その町はずれに教会がある。 |
聖ヤコブの像
像の左右にホタテ貝があしらわれている。 |
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聖ヤコブの像 |
聖ヤコブの像の拡大。ヤコブがこんな顔をしていたかどうかは不明だが、レコンキスタの戦う聖人にしては、面白い顔をしている。左右には聖ヤコブの象徴のホタテが。 |
巡礼順路のペイント。ホタテのマークは巡礼路の印。 |
町はずれに巡礼者向けの宿。ホタテの貝殻マークがついているのでそれとすぐわかる。巡礼宿に予約という習慣はなく、早いもの勝ちらしい。 |
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オンダリビア サン・セバスチャンから車で30〜40分ほどの、フランスとの国境近くにある中世の城塞の街がある。 右の建物は古城の外見を残し、内部はホテル、パラドールになっている。反対側は海に面した現代的なホテルのつくりになっている。 |
カルロス5世の古城を改装したパラドール |
カルロス5世の古城を改装して現在はパラドールになっている。入り口といっても写真の通り何もないそっけないもの。しかし、中世の城塞であってみれば、これが正しい姿なのだろう。 |
パラドールの入口だが、看板が1枚ぶら下がっているだけ。気に入った。泊まりたい。こういう中世城塞のパラドールに泊まるのは、やはり中世王族の雰囲気を楽しむためだろうか。 |
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オンダリビア市内に入るための城門 |
かつての城壁の跡。旧市街地は城壁に囲まれており、このような城門をくぐらなければ中に入れない。 スペイン・フランスはともにEUに属し、通貨は共通で、国境もあってないに等しい。スペインの物価がいくらか安いらしく、フランスからの買い出しの人、逆にフランスの文化に触れるスペインからの交通も盛んだという。
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9.サンセバスチャン |
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バスク州北部にあり、北側がビスケー湾に面している。バスク地方の有名な観光地で、サンセバスチャンは「ビスケー湾の真珠」と称される。欧米の人たちにとっても美しい砂浜のリゾート地として有名な街でもあり、豪華別荘が中心街のすぐ横に並んでいる。 |
正面に教会があるBARとお土産屋さんのメインストリート |
BARはバーではなく、スペインではバル。お酒だけでなく一口サイズの一皿料理がおいしく、誰でも気軽に楽むことができる。BARごとに看板メニューがある。イベリコブタやローストビーフやステーキをメインにする店もあれば、魚介類やリゾットをメインにするお店もある。なかにはチーズケーキをメインとする有名なお店もある。いっぱいひっかけながら1・2品を賞味したら次の店へというのが、ただしいBARの楽しみ方だという。 |
夜になるほど大賑わいのバル |
それぞれのバルには得意の一品がある。 |
チーズケーキのLaViña 英語で注文したら日本語で応えてくれた。 |
スペインにはかの有名なシエスタがある。お昼休みのことだが、お店はお昼が終わると4時5時ころまで休憩となり、5時をすぎないと開かない。あくせく働くだけが人生ではない。スペイン人は人生の楽しみ方をよく知っている。GDP優先、合理性と効率性の追求だけの日本とは大違いだ。スペインを旅していると、文化や歴史の深さもさることながら、人々の生活の豊かさのようなものが感じられる。古いカトリックの国なのだが、寛容で自由な雰囲気があり、歴史を感じる大人の人生の楽しみ方をしっている国なのだなと思う。 |
近くの漁港に面したレストランで魚料理のお昼。ワインは飲み放題。 |
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ゲルニカ GernikaのMap
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ゲルニカ ゲルニカはバスクの文化的伝統の中心地であり、自由と独立の象徴的な町だった。 |
街角にあった爆撃被害の歴史を伝えるボード。 |
滞在中のパリでこの無差別爆撃の報を聞いたピカソは、かねて人民戦線政府より依頼されていた同年のパリ万国博覧会スペイン館の壁画として急遽ゲルニカを主題にこの作品に取り組み、6月4日には完成させた。
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パブロ・ピカソが、スペイン内戦中の1937年に制作した空爆を受けた町ゲルニカを主題に描いた絵画。モノクロで描かれている縦3.5m、横7.8mの大作で、現在マドリードのソフィア王妃芸術センターに展示されている。 |
ピカソは1973年にこの世を去る。フランコ将軍も1975年に没し、政体の代わったスペインとニューヨーク近代美術館との間にこの絵の返還交渉が再び始まる。1981年になってようやくスペインに返還され、現在はマドリードのソフィア王妃芸術センターに展示されている。 (Wikipediaより)
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ゲルニカのタイル絵 |
photo by miura 2019.10 |