2.古城渓谷クルーズ |
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ライン川の夕暮れ 朝もやの中、ボッパルトの美しい街並みが見えてきた。 |
ボッパルト 夕方にボッパルトに着く。ライン河から見る夕焼けが美しかった。翌日はここからライン河を遡って古城渓谷クルーズとなる。 ライン渓谷中流上部は、ライン川の65キロメートルの渓谷のことで、2002年に地理学的、歴史的、文化的、産業の分野の複合的で独特な景観として、ユネスコの世界遺産に登録されている。 |
翌朝、霧が濃かった。日が出てくると徐々に霧が晴れ、小さな美しい町や村が見えてきた。
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山の上の白い塔の城、シュテンベルク |
シュテレンベルク城 朝の霞に煙る山上の白い塔の城。ボッパルトからライン河を遡上すると最初に見えてくる城である。 以下、城の照会は主に、つぎのサイトを参照させてもらいました。 |
ライン河から見上げた白いシュテレンベルク城とリーベンシュタイン城。観光船といっしょに大きなコンテナを積んだ貨物船も行き来している。 |
白いシュテレンベルク城とリーベンシュタイン城 兄弟で殴り合い殺しあったという「敵対する兄弟の城」伝説が残る2つの城が向かい合っている。 |
現在は、鷲や鷹の飼育場となっているそうだ。 |
ネズミ城(トゥルンベルク城) 1353から1388年に建てられた城。城内には最新の防衛設備を備えていたが、1806年にナポレオン軍に爆破され廃墟化したといわれている。ネコ城の城主から「ネズミ」と嘲笑ってそう呼んだといわれる。1本の飾り気のない塔と建物の廃墟感が美しい。 |
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ラインフェルス城
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フランス革命の時ナポレオンによって1806年に破壊された。1936年のナチス時代には帝国勤労奉仕隊が、戦後はドイツ連邦共和国の所有となった。 |
ネコ城(ノイカッツェンエルンボーゲン城)
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船上からネコ城を見る。いかにもライン川クルーズ観光といった感じ。 |
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船上からハイネの詩の 「ローレライ」の曲が流れる。 |
ローレライ ローレライという高さ132mの切り立った崖の岩。川幅は90m。ライン河の中でも一番狭い場所で、流れが速く水面下には多くの岩礁が潜み、多くの船が事故を起こしたという。昔から航行の難所で有名。
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城のまわりのあっちこちにある物見の塔 |
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ライン川からみたシェーンブルク城。赤い建物が目印。 |
シェーンブルク城 |
ライン川の中州に建てられたプファルツ城 |
プファルツ城 通行税を徴収する関所として、ライン川の中州に建てられた真っ白な古城。現在は、資料館となり見学可能。 |
城が再建され古城ホテルとして利用されているのは、本丸部分のみ。外壁から含めるとライン河谷でも屈指の規模を誇るといわれている。 |
グーテンフェルス城 カウプの街の背後に「HOTEL」と書かれた建物がある。1200年ごろにライン川を見下ろす丘の上に築城された、ライン渓谷の軍事上の拠点として活躍した城。飾り気のないいかにも中世風の外観でいい感じの城なのだが、城壁に「HOTEL」と書かれていて軽薄なのが残念。
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丘の上のシュタールエック城 |
シュタールエック城 |
円筒の塔が1本立っているだけの地味な城址。城というより砦といった感じ。戦う城の感じがして好もしい。 |
フュルステンベルク城
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もっと地味な城址 |
ノリッヒ城 ロルヒの町の護衛のために、見張り塔として建てられたとされてる。土台に使われている約1300の礎石から推定して14世紀初めごろに築かれたものと考えられている。築城の本当の目的も実は定かではなく謎の多い城。 |
いかにも城といった感じでかっこいいが、何か悪の巣窟的な感じがする。やはり盗賊たちの巣になったという歴史があった。宗教や利害がからんだ30年戦争やナポレオンの進行などで、この手の城は戦いの舞台になったのだろう。 |
ゾーネック城
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13世紀には盗賊たちの巣となったライヒェンシュタイン城。こういう歴史が面白い。 |
ライヒェンシュタイン城 ライヒェンシュタイン城は11世紀にアーヘン近くのコルネリ修道院大聖堂の所有物守護を目的に建設されたという。 13世紀に入ると幾度にわたりり盗賊達の巣となるが、1254年と1282年にライン都市同盟によって破壊される。 現在は、博物館・古城ホテル。 |
ラインシュタイン城 城の起源は10世紀頃とされているが詳細は不明らしい。14世紀初頭にはプロイセンのフリードリッヒ王子の夏の居城として改築。17世紀末にフランス軍に破壊されてしまい廃城となる。 岩の上に建てられた城からのライン川の眺めが美しく、現在は、人気のあるレストランや結婚式場になっている。 |
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印象的な2つの塔がたっている。 |
エーレンフェルス城 リューデスハイムに位置する、右岸の急斜面のぶどう畑の丘の上に建つ城。13世紀に立てられライン川の重要な税関局の1つ。17世紀末にフランス軍に破壊され、廃城となる。廃墟マニアには面白い城のようだが、老朽化が激しく原則として内部見学はできない。 |
「ねずみ塔」と言われる出城、ないし物見の塔。 |
こんな感じの塔(ねずみ塔)があっちこっちに立っている。城の出先の物見の塔なのか、関税の徴収施設だったのか。この渓谷沿いには約30の城があり、それぞれ通行税などを徴収していたようだが。中世、そんなに通行税を払わなければライン河は通航できなかったのだろうか。
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