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アイスランド南部 ヨークルスアルロン湖


 ヨークルスアルロン湖は、80年ほど前にできた湖。1932年の頃はこの辺りは氷河におおわれていた。現在は年に100mほど氷河は後退しているという。
 氷河がこの湖に流れ込み、数年この湖に浮かび小さくなったら、さらに橋をくぐって1km先の海に流れ出るのだという。
 左の写真の湖の向こうには、山のような巨大な氷河の流れが見える。100年以上前にはこの辺りは氷河におおわれていたことを思うと、地球規模の気候変動に慄然とする。

アイスランド南部 ヨークルスアルロン湖 JokulsarlonのMap

 


かっこいい水陸両用車。


 水陸両用の観光船で氷河湖に乗り出す。氷山の合間を縫って40分ほどのクルーズ。ガイドさんが英語?で熱心に説明していた。専門用語も多く、多少なまっていることもあり、よくわからない。日本人ガイドさんが訳してくれた。

 


 氷河の間をぬって運行する観光船。水面に出ている氷山の体積は全体の1/10。氷山は青くひかり、黒い縞模様は火山灰が積もった記録。
 南米パタゴニアのペリトモレノ氷河の観光では、雄大な氷河の先端が湖に崩れ落ちる のを観察することができた。ヨークルスアルロン湖でもそれを期待していたのだが、氷河の浮かぶ湖を観光するだけでおわってしまった。


 夏には氷山が溶けて湖面をただよい、冬には湖面が凍結し、氷山はそれぞれの位置に固定される。この15 年で潟湖の面積は約2倍になったという。


ヨークルスアルロン湖から海に流れ出ようとしている氷河のかけら。

  ダイヤモンドビーチと言われる氷河のかけらが浮かぶ海。浜辺に打ち上げられた氷塊は空気が入っていないため白濁せず、ダイヤモンドのように透明に輝いている。何処までも続く黒い砂浜には、打ち上げられた氷塊がずっと先まで続き、人々は氷を持ち上げ、この奇妙な光景に興じている。黒い砂地に透明な氷の浜辺が続き、この世のものとは思えない、シュールさ。


黒い砂浜と透明な氷河のかけらのコントラストが美しい。

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山には地衣類が生えているだけで草木はほとんど見えない。


 アイスランド東部のフィヨルド海岸をぬって道が続く。山々の形は氷河に削られ独特の三角錐や円錐の形をしていて奇異な感じ。


 トイレ休憩で立ち寄ったフィヨルドの奥のありふれた漁港。
   


柱状節理の崖の上の二人。

スタージルキャニオン


 2007年に上流に水力発電所か作ら造られた。水量が減ったら川底から柱状節理(マグマが冷えて六角形の柱状に形成されたもの)が現れた。

 向こう岸に人が立っている。向こう岸に渡るには歩いて40分以上かかる。 柱状節理を上から眺めているようだが、見えているのだろうか。

スタージルキャニオン Studlagil canyonのMap

 雪原の向こうのヘルズブレイズ山。「山の女王」と呼ばれる。何もないこんな雪原を2時間も走ってきた。こういう風景がアイスランドか。氷と火山の溶岩をイメージしてたのだが、確かに巨大な氷河かあり溶岩はあったのだが、溶岩台地には地衣類が覆い雪原に変わっていた。大地の裂け目にドロドロの溶岩は遠い過去のようだった。
 

 


教会はあっても周りに集落はみふたらない。


 昼食に立ち寄ったレストランの近くの教会。辺りは人が住んでいるようには見えないが、なぜかしっかりとした教会がたのもしかった。影は私。この風景を心行くまで楽しんだ。


レストランのテラス。荒野?に向けて開かれている。

お昼に立ち寄ったレストランの窓から。
雪原にポツンと立っている。屋根は伝統にのっとりたっぷり草をはやしていた。

荒野の一軒家レストラン

 レストランは伝統的な石造りで屋根には土を乗せい草をはやしている。人気のあるレストランらしくお客が結構入っていた。出されたお皿には北極イワナが4匹も乗っていた。おいしかったが3匹で降参。
   
photo by miura 2022.11
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