アイスランド(Iceland)の旅 西部から南部へ |
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2022年10月、Y社さんのアイスランドのツアーに参加した。何年か前に南半球の最果ての地パタゴニアにいったのだから、今度は北半球の最果てアイスランドに行こうと誘われ、退職記念を兼ねてということで、行くことにした。 そもそもアイスランドがどこにあるのかもよくわからない。最果てと言われて地図を開いたら、ノルウェー、スウーデン、フィンランドの半分はアイスランドよりも緯度が高いではないか。これでは最北端とはいえないのではとがっかりした。 |
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まっヨーロッパに近い最果ての島ということで納得することにした。 |
首都のレイキャビックから車で30分も走れば車窓には左の写真のような風景が続く。荒涼たる最果て感がこれからの旅への期待感を高揚させる。 海岸沿いは低湿地帯、内陸側は切り立った溶岩台地と大小の滝か、氷河に削られた円錐型の山が続く。その風景は日本ではみられないので、車窓からの風景は飽きない。
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シンクヴェトリル国立公園
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展望台より望むシンクヴェトリル |
シンクヴェトリルは、930年にノルウェーからの移住者によって民主的な全島集会「アルシング」が開かれた歴史的な場所。36地域の首長たちが集まって、国のあらゆる問題を民主的に決めたという。世界最初の民主議会と評価され、2004年に文化遺産として世界遺産に登録された。 シンクヴェトリル国立公園には、世界中でエチオピアとここでしか見られない地球の割れ目「ギャウ」(アイスランド語: gja)の雄大なパノラマが広がっている。ユーラシアプレートが東に、北米プレートが西に大地を押し広げ、各所でギャウが見られる。アイスランドの国土は今も年に数cm、緩やかに、しかし確実に東西に広がりつつありということだ。 |
地球の割れ目「ギャウ」(アイスランド語: gja) |
地球の割れ目の壁に沿って遊歩道が整備されている。、 |
ここはアイスランド有数の観光地だけあって、いろいろな国の観光客でにぎわっていた。 人口の少ないアイスランドにあって、この場所だけは異常に人が多かった。 |
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全島集会「アルシング」の案内板 |
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グトルフォス(黄金の滝)
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展望台からのグトルフォス。クリックで拡大 。 |
グトルフォスはアイスランド語で“黄金の滝”という意味。氷河を水源とする滝で水量が多く、轟音を立てて流れ落ちていく様は迫力がある。辺りには常に水飛沫が舞っていて、風向きによっては展望台まで水飛沫が飛んでくる。 左の写真のように展望台から滝つぼのすぐそばまで行ける道が整備されている。雨合羽が必須ということで着込んでこの道を歩んでいった。風向きの関係か飛沫はそれほどでもなかった。
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何もない平原の道を人々が大勢で歩いているのを見るのは何か滑稽なことのように思われるが。人というのはそういうものなのだろう。 |
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ゲイシール地熱地帯の間欠泉
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ゲイシール地熱地帯といわれる。あたりから温泉の煙が立ち上っている。なかには20〜30mまで吹き上げる間欠泉があるということで立ち寄った。5〜10分間隔ということで周りは人だかり。 ようやく噴出したが10m程度ではないか。一瞬の出来事で写真もうまく撮れない。かっては70mくらいまで吹き上がってしたというのだが、近年、吹き上げる力が弱っているのだという。。 アイスランド国内で有名な間欠泉ということだがだが、アメリカのイエローストーンとは規模が違う。あまり期待しないほうがよい。 |
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セリャンセスフォス
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スコゥガフォス(スコゥガの滝) |
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滝の裏でポーズをとる筆者。 |
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スコゥガフォスとヴァトナヨークル
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落差62m、幅25mの「スコゥガフォス」 横に滝の落ち口に至るけっこうしんどい階段がある。登ってみた。期待したほどではなく、ごく普通の川が流れ落ちているだけだった。アイスランドの溶岩台地から流れ落ちるこの手の滝の大小は、どこでもみつけることができた。それなりに名前はあるのだろうが、観光客が訪れることはない。 |
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谷間に顔を出した氷河。 |
ヴァトナヨークル:ヴァトナ氷河の近くをハイクングした。谷間からこぼれ落ちてきそうな氷河。直ぐ近くまで歩いて行ける。 |
スヴァルティフォス(黒い滝) |
ハイキング途中から海の方を見た風景。かすんで見えない。開けた場所のハイキングはとても気持ちがよい。 |
アイスランドの南部を走ると溶岩台地の谷間から零れ落ちてきそうな氷河をみることができる。 |
ヴァトナヨークルがあっちこっちの谷あいから顔を出していた。圧巻。氷河の厚さは300〜500mだという。 これで火を噴いている火山ががあると最高なのだが。旅行中はそれを期待していたのだが、残念。 |
photo by miura 20122.11 mail:お問い合わせ |