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ビクトリア滝へ
ビクトリア滝の写真
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南アフリカ・ビクトリア滝へ [地図]


ザンビアのビクトリアフォールズ

 ギリシアやローマ遺跡もよいが、地球が生み出した大自然に触れてみたい、そんな欲求がある。なぜアフリカなのかは問題もあるが、ビクトリアの滝と喜望峰が見たくてツアーに参加した。
 日本から南アフリカは遠い。成田から香港まで5時間、香港からヨハネスブルグまで南アフリカ航空で13時間20分。合わせて飛行時間だけで18時間20分。さらにヨハネスブルグからジンバブエのビクトリアフォールズ空港まで1時間40分。ようやくビクトリア滝に到着する。
 写真は、ビクトリアフォールズ空港の到着便出口のウェルカムダンスか。写真をとっていたら目の前にかごがおいてあり、5ドルや10ドル札が入っている。

 しかたないので5ドルを払った。舟に乗るときにも踊りや楽器演奏があった。これは儀式ではなく商売のようだ。青年たちの身体が美しい。アフリカを実感する。

バオバブの木

 サバンナの林の中によく見かけられるバオバブの木。なぜこんなに幹が太いのか。

ジンバブエでみた民家

 円錐の優雅な屋根と土や木の壁、手入れされよくなじんだ庭の風景にマッチして美しい。南アの気候や風土から生まれた伝統的な家屋なのだろう。このような家が林の中に点在している。


 伝統的な家の形を近代建築にも取り入れた建物。このような家が郊外でよく見られた。

ザンベシ川クルーズ

 ザンビアとジンバブエの国境にもなっているザンベジ川中流域。 滝見の前夜祭としてサンセットクルージング。この川にビクトリアフォールズがある。
 写真のような双胴のきれいな舟でクルーズ。二階席の船首に陣取り、冷えたビールを飲みながら風景を楽しむ。

ザンベジ川の東屋風建物

ザンベジ川の夕日

 アフリカの壮大な夕日を期待していたが、日本で見る夕日とあまり変わらなかった。抒情はあるがアフリカらしさがなく、こじんまりとまとまっている。でもアフリカらしさってなんだろう。地球の夕日はどこへいっても同じなのだろうか。
 2月、東京では季節から言えば真冬だが、南アでは季節が逆になる。晩夏の暮れなずんでいく夕日をみながらビールをいっぱい、といった感じ。

ビクトリアフォールズの朝

 ホテルはザンビア側にあり、部屋のテラスから滝の水煙と音が聞こえてくる。朝、ホテルの裏庭から滝まで歩いて5分。滝の瀑布とすばらしい虹をみた。こんなはっきりとした虹をみたのは15年前の北海道・釧路湿原で見た虹以来のこと。
 写真をクリックすると拡大にできる。
 滝の上に立つと、なぜか足が地につかない。妙な浮遊感があり、この虹を見ていると夢見心地になってくる。滝の上の岸辺に立って、虹と静寂と地響きをもっとゆっくり味わいたかった。


水煙と虹と岸壁と

 滝つぼから水煙が立ち昇り、そこに朝日が差し込み、水煙のラインに沿って虹のラインができる。虹のラインが岸壁に影を落とす。大地の裂け目にあって、こんな幻想的な現象に立ち会えるとは、なんという幸運。
 写真の下方の虹と水煙に左右に影があるのがわかる。これは私が立っている場所の柵の影がだ、自分の影を虹に写せないかとがんばったが、朝日の方向とうまく会わなかった、残念。
水煙に添う虹

ザンビア側のビクトリア滝

 ホテルからの朝の散歩5分でこの滝の前に出る。滝を見たときの最初の景色がこの写真。
 いく川の流れはここでものすごい勢いで絶え間なく地の底に落ち込む。この迫力にただただ圧倒される。さすが世界は広い、こんな風景があったのだ。

 

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ジンバブエ側から滝を横に見た

 左の崖が滝の落ち口で右の崖は、何故か滝の前面に立ちふさがっている。落ちた水は奥のほうに想像を絶する濁流となって流れていく。土砂降りのような水しぶきの中でカメラの故障を気にしながらとった写真で、この世のものとは思えないすざましい光景。1万年前でもこの景色は変わらないのではないか。期待どおりの納得する風景、人間を圧倒する迫力、文化遺産もよいが自然遺産はこれだからやめられない。私はこの滝を見るためにアフリカまでやってきたのだ。
 いつまでも見続けていたいが、先に進むよう促される。

photo by miura 2007.2
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