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深川の臨川寺。芭蕉はここで仏頂和尚から禅の手ほどきを受けた。 |
「かしま紀行」 |
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鹿島の根本寺の住職だった仏頂和尚は、江戸に来ているときは臨川寺(上の写真)に住んでいた。当時は、寺というよりは臨川庵といった感じだったようだ。清澄公園の正門の近くにあるが、表通りに面している。 |
芭蕉庵の近くの小名木川 。昔と変わらず?船着き場がある。 |
芭蕉は、8月14日、芭蕉庵から船で小名木川を通って行徳へ向かった。行徳からは、八幡、鎌ヶ谷を通って布佐(我孫子)まで歩いた。布佐から利根川を舟で下り、佐原からは潮来を経て大船津で下船した。
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布佐付近の手賀沼と利根川を結んでいる水路 |
芭蕉が訪れた頃の利根川の雰囲気を残している?風の音がそぞろに寂しい。 |
鹿島の根本寺 |
15日、鹿島の根本寺(茨城県鹿嶋市宮中)に仏頂和尚を訪ね、観月にのぞむも、曇りか雨。根本寺は、林を背景にこじんまりとした境内。左下の写真は本堂の右手にある句碑。 根本寺のさっばりとした境内。裏山の上には現在は高校がある。ここから1.5Km先に鹿島神宮の鳥居がある。芭蕉はこのお寺さんで仏頂和尚と観月を楽しんだのだろう。 下の句碑は、「寺に寝てまこと顔なる月見かな」。 |
「月はやし梢は雨を持ちながら」 ばせを |
「寺に寝てまこと顔なる月見かな」句碑 |
鹿島神宮の参道。 |
鹿島神宮。 鹿島神宮は、香取神宮共に蝦夷に対する大和朝廷の前線基地であった。ともに武芸の神様を祭っている。また、地震を鎮守する神様としても伝わっている。 |
鎌足神社 | 根本寺の横にある小さなお宮さん。 「鎌足神社」とある。ここに藤原鎌足の生家があったのだという。に藤原鎌足の生誕地はここと奈良県橿原市の2つの説があるという。 |
photo by miura 2008.5 |