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京都・修学旅行の体験学習と事前・事後の学習活動を支援します。

「体験!京都」を授業で活用するために

.体験!京都を授業で
活用する。


授業案1
自分の体験ポイントを
見つけよう


授業案2
体験学習計画書を作
ろう

1200年の歴史をもつ京都には、修学旅行の機会を利用して訪ねたい社寺や見学ポイントがたくさんあります。修学旅行は、自然や建築、芸術等の文化遺産にじかに接する体験学習ができる貴重な時間です。京都を訪ね、文化・伝統・歴史を学び、グループ行動で友だちと友情を深め、集団のなかでの責任感を身につけ、さらに体験学習により伝統的な工芸品のよさや文化のよさを体感する。グループ別行動とあわせてこのような体験的な活動を取り入れる修学旅行が増えています。
また、総合学習の時間や特活の時間を利用して、修学旅行実施の前後に30時間程度の事前・事後学習の時間を設けて、学習活動としての修学旅行に積極的に取り組もうとしています。

「体験!京都」は、京都の見学ポイント400か所と体験ポイント180か所について最新の情報を検索し調べる機能をもつとともに、生徒たちが実地で調べたり体験したりした情報を登録し公開する機能をもっています。
この「体験!京都」の、総合学習等の時間で利用することを想定した機能は次のとおりです。

(1) 一般の見学ポイントの調べ学習に利用する。グループ行動の見学ポイントを調べる。
(2)体験ポイントの情報を調べ、体験ポイントへの「参加希望」の投票をする。
(3)体験ポイントごとの参加希望者の人数と名前のリストを作成する。
(4)事前学習としてグループ行動の計画を登録し、プレゼンテーションする。
(5)事前学習として体験学習の計画を登録し、プレゼンテーションする。
(6)事後学習としてグループ行動のまとめを登録し、プレゼンテーションする。
(7)事後学習として体験学習のまとめを登録し、プレゼンテーションする。
(8)登録されたページを印刷して、「しおり」にする。
(9)次年度の教材としての利用を予定して、先輩の資料として取捨選択して保存する。

上の9つの利用法について、このすべてを授業で利用することができますが、ここでは体験・見学ポイントの調べ学習と事前学習での体験計画、事後学習での体験のまとめの3つ利用について紹介します。

 

修学旅行計画とカリキュラム案

修学旅行の実施にともなう3か年の計画モデルは次のとおりです。

<中学1年>
(1)旅行先の検討
(2)旅行計画の概要決定
(3)ビデオや映画の上映・関連資料の学習(準備)
<中学2年>
(1)旅行先の下見・特に体験ポイントなど
(2)修学旅行の実施案の作成
(3)実行委員会の組織化
(4) デオや映画の上映・関連資料の学習
(5)グループ(班別)活動の計画
<中学3年>
(1)事前学習として、グループ(班別)活動の計画案や体験学習の計画案の作成・発表
(2)修学旅行の実施案の詳細検討と調整
(3)修学旅行の実施
(4)事後学習として、グループ(班別)活動や体験学習のまとめの作成・発表
(5)まとめ・文集・写真集等の作成・インターネット公開等

特別活動の目標として、「望ましい集団活動を通して、心身の調和のとれた発達と個性の伸長を図り、集団や社会の一員としてよりよい生活を築こうとする自主的、実践的な態度を育てるとともに、人間としての生き方についての自覚を深め、自己を生かす能力を養う」とあります。修学旅行は、「学校行事」のなかの「旅行・集団宿泊的行事」として位置付けられています。
また、「総合的な学習の時間においては、各学校は、地域や学校、生徒の実態等に応じて、横断的・総合的な学習や生徒の興味・関心等に基づく学習など創意工夫を生かした教育活動を行うものとする」とあります。配慮する事項として「自然体験やボランティア活動などの社会体験、観察・実験、見学や調査、発表や討論、ものづくりや生産活動など体験的な学習、問題解決的な学習を積極的に取り入れること」とあり、体験学習への取り組みをすすめています。
これらの授業がめざすものは「生きる力の育成」ですが、修学旅行等の教育活動の事前・事後学習を、総合的な学習の時間でこれらの基本姿勢を実現する授業として採用する学校が増えています。
特に、近年注目されているのが「体験学習」です。
体験学習のポイントは、事前に下見をし、受け入れ状況について十分に調べておくことが必要です。また、相談する場合の窓口になる人の電話番号と名前を確認しておきます。
体験学習の実施経験がある場合は、前年度の先生からの引継ぎで多くの情報や実施方法-についてのアドバイスが得られますが、はじめての実施の場合は下見と事前調査が不可欠です。
体験学習に実施は、先生には大きな負担になりますが、生徒にとっては楽しく、充実した時間になり、成功すると大きな達成感と満足感が得られます。特に課題意識を持って体験学習に取り組みなんらかの解決が得られると、達成感もひとしおです。

修学旅行だけでなく、近隣の小・中学校が総合学習の時間での「体験学習」として「体験!京都」を利用することも十分に可能です。


<授業案1>

調べ学習・自分の体験ポイントを見つけよう


対象 中学校2〜3年生
教科 総合学習の時間・学活
教室 パソコン教室・プロジェクター
使用ソフト 「体験!京都」
授業形態 個別学習・グループ学習


(1)学習活動の概要とねらい

「体験!京都」には一般の見学ポイント400カ所と体験ポイント180カ所の情報を収録されています。これを利用して京都の見学ポイントを調べたり、体験ポイントについての情報をえることができます。
ここでは「体験的なポイント」について情報検索をし、個人でもしくは班(グループ)で、情報を調べ、体験してみたいと思うポイントを絞り込み、検討し、最終的に決定するまでの過程を扱います。
京都での体験学習の種類は豊富です。
京都の伝統や文化にふれる「伝統芸能の鑑賞」、座禅や写経や法話の「修養体験」、清水焼や西陣織や友禅染、象嵌(ぞうがん)、組紐・刺繍などの「伝統産業」、茶道や華道、能楽や狂言などの「伝統文化芸能鑑賞」、さらに着付けや東映映画村、大原女衣装の着付けなどがあります。そのほか産業見学やキャンパス体験、さらにエコツアーや自然体験、国際交流体験など多彩です。

調べ学習の過程で、生徒の主体的な選択と決定により体験学習への動機付けをおこない、関心と意欲を引き出すようにします。

(2)指導の計画

全体7時間の構成です。(実際には10〜15時間程度を割り当てます。)

第1時 「体験!京都」の利用の仕方を説明し、「体験!京都」により体験学習ができるポイントなついて情報を収集し、調べ学習をおこなう。その他の修学旅行資料と併用する。
第2時 前時に続き、情報収集と調べ学習を行う。
第3時 前時に続き、調べ学習を通じて、体験ポイントを絞り込む。
第4時(本時) 最終的に体験する対象を決定し、「参加希望」の投票(「体験!京都」の機能)をおこなう。さらに、体験計画書を作成するための検討をおこなう。
第5時 前時に続き、体験計画書を作成するための検討をおこない、ワークシートに記述する。
第6時 体験計画ワークシートを完成させ、「体験!京都」に登録する。
第7時 「体験!京都」に登録した体験計画案をプレゼンテーションする。

これまでの修学旅行の計画や実際の旅行の様子などを見たり、先輩の感想等を紹介し、体験学習への問題を提起し、興味・関心のある体験ポイントのテーマを選ぶようにします。旅行会社の人を呼んで実際の話や注意事項を聞いたりするのもよいでしょう。

体験学習の場所を、個人別もしくはグループ単位で絞込み、決定し「投票」するのが本時の直接の目的です。
「体験!京都」には京都の体験ポイント180か所が収録されています。すべてのポイントについて自由に選択させることも可能ですが、あらかじめ絞り込んでおいたほうが効率的です。

「体験!京都」には、体験ポイントについて表示と選択に制限をかける機能があります。この機能について説明します。
「登録情報の一覧」メニューの「投票の運営」タグ(先生権限にのみ表示)を選択します。
「表示制限と希望集計の設定」を選択します。このページに登録されているすべての体験ポイントが分類されて一覧表示されます。
「情報の表示」らんの初期値はすべてのポイントについて「表示」するになっています。「集計対象」らんは最初チェックがついていません。ここで表示させないポイントについて「非表示」を選択し、集計対象らんには「参加希望」の投票ができるようにするためのチェックをつけます。「非表示」と「投票チェック」は必要なすべてのポイントについておこないます。
これらの「参加希望」の投票ができるようにする設定が完了してから、生徒たちに投票させます。
投票は第1希望と第2希望を指定することができます。つまり1人(1グループ)は2か所について投票ができることになります。(学年・組・番号がダブルと警告のメッセージが表示されますが、強行することができます。)
第1希望のみの投票とすることもできますが、第2希望までとったほうが後の調整が楽になります。
投票結果は「体験希望者の人数」「体験希望者のリスト」でいつでも確認することができます。
投票結果は「体験希望者の集計をクリアする」により、クリアすることができます。
クラス単位・学年単位のいずれにも対応できますが、クラス単位での集計の場合は1つのクラスの投票が終わるたびに「体験希望者の集計をクリアする」を実行します。

体験ポイントごとの参加数の集計は、全員の投票が終わってから行います。
集計ページの下にある「印刷」ボタンにより印刷物になります。「CSVファイル出力」ボタンにより表計算ソフトで扱える形式のファイルとして保存することができます。
これらの資料により、体験ポイントの参加数の分散状態を掌握し、調整作業を行います。第1希望者が予定数を超えている場合は、第2希望をたよりに、希望の少ないポイントにまわします。これらの作業は、表計算ソフトを使うと効率よく行えます。
確定したら、リストにして公表できるかたちに整理します。

  (3)本時の目的

修学旅行の体験ポイントについての調べ学習をおこない、体験ポイントを決定し参加希望の投票をおこないます。主体的に課題を見出し選択し、それを体験学習計画としてまとめる学習につなげていきます。
調べ学習の過程で、主体的な選択と決定により体験学習への動機付けをおこない、関心と意欲を引き出すようにします。

(4)展開例

第4時(本時)  最終的に体験する対象を決定し、「参加希望」の投票(「体験!京都」の機能)をおこなう。さらに、体験計画書を作成するための検討をおこなう。

 
学  習  活  動
留 意 点
導入
(5分)
(1) 修学旅行の体験学習のポイントが絞り込めたかどうかを確認する。
(2) 最後の決定をおこない、「体験!京都」を利用して見学ポイントについて「参加希望」の投票を行う旨をつげる。
(3)また、体験学習の計画書作成のための下打ち合わせも行う予定であることを知らせる。
 
展開
(30分)
(1) 個人ないしグループで体験ポイントを絞り込む。グループの場合は、グループごとにまとまって、代表者が「投票」をおこなう。
(2) 「体験!京都」に生徒IDでアクセスする。「登録情報一覧」より参加を希望する体験学習のページを探し、表示させる。表示させた体験ポイントのページの下にある「参加希望」ボタンにより投票する。
(3) 参加希望は第1希望と第2希望の2ポイントについて投票を行うことができる。(学年の判断により第1志望1つでもよい。)
(4) グループの場合の出席番号は代表者の番号で代用する。性別も男・女・混合の中から選択する。グループ名は漢字で正確に入力させるようにする。
(5) 投票が終わったら、体験学習計画書を作成するための、方針を説明し、グループで計画書を作成するための分担等を決させる。
体験ポイントの情報ページの表示のさせ方は2とおりある。1つ目は地図上にポイントを表示させて探す方法、2つ目は情報一覧から探す方法-。この2つの方法を知らせておく。参加希望の投票は取り消すことができない旨を伝える。希望者が1カ所に集中する場合は第2希望やその他に回ることもある。体験ポイントは確定していないが計画書作成の基本方針と分担について話し合いを行う。計画書の作成の仕方等の詳細は次回の授業時に知らせる。
まとめ(10分)
(1) 全員が投票を終えたことを確認する。間違えて投票した場合は、生徒の報告を受けてあとの調整段階で修正するようにする。
(2) 次回は、「体験学習計画書」を2時間程度で作成し、それを「体験!京都」に登録し、それをもとにプレゼンテーションを行う計画であることを告げる。
投票結果は、学年単位で集計し、個人ないしグループの体験ポイントを決定する。後日、生徒ないしグループに決定先を知らせる。

(5)まとめ

体験ポイントの選択で終わりではなく、次に計画書を作成し、プレゼンテーションを行う過程の1歩であることをしらせます。
体験ポイントへの参加希望は、参加者の人数にも制限があり、第2希望に回る可能性が十分にあることも知らせておきます。
体験ポイントは、規模の小さいところもあり受け入れ人数にも制限があります。場所によっては時間をずらすなどして受け入れてもらえることもあります。


  <授業案2>

修学旅行・体験学習計画書をつくろう


対 象 中学校2〜3年生
教 科 総合学習の時間・学活・その他
教 室 パソコン教室
使用ソフト 「体験!京都」
授業形態 個別学習・グループ学習

(1)学習活動の概要とねらい

体験学習の実施に先立って、体験学習の生徒個々人のうちでの意義を理解し、明確化しておく必要があります。体験学習を利用して、自ら課題を見いだし、主体的に解決していこうとする姿勢を育成することがねらいです。

京都に行って調べたいことを課題として設定し、それを修学旅行全体や体験学習を通して解決するようにさせます。
例えば、「京都の歴史はどうなのか」、「伝統文化や工芸にはどんなものがあるか」、「京都の自然の特徴は」、「京都の方言は」。もっと具体的に「清水焼の絵付けの手順は」、「和紙の材料と加工の流れ」、「座禅をする意味は何か」等々体験学習のテーマを具体的にみつけるようにします。今まで学習してきたことや体験したことと関連付けられる課題がベストだが、生徒が主体的に課題をみつけるようにします。
課題を設定させるために、「体験!京都」やインターネットだけでなく図書館での資料や、先輩からの情報やアドバイス、先生が用意した資料なども複合的に活用するようにすることが大切です。
自分たちで設定した課題を解決するためにどうしたらよいのか、そのために体験計画書を作成します。考えた方法で自主的に調査をさせ、主体的に学習する事の楽しさや、達成感、満足感を味わわせるようにします。

旅行会社の企画担当の社員になって、自分たちの提案する計画書がいかに魅力的で素晴らしい体験旅行を約束するかをプレゼンテーションする、という設定でおこなうのもよいでしょう。

(2)指導の計画

全体7時間構成(実際には10〜15時間程度を割り当てます。)
第1時 「体験!京都」の利用の仕方を説明し、「体験!京都」により体験学習ができるポイントについて情報を収集し、調べ学習をおこなう。その他の修学旅行資料と併用する。
第2時 前時に続き、情報収集と調べ学習を行う。
第3時 前時に続き、調べ学習を通じて、体験ポイントを絞り込む。
第4時 最終的に体験する対象を決定し、「参加希望」の投票(「体験!京都」の機能)をおこなう。さらに、体験計画書を作成するための検討をおこなう。
第5時 前時に続き、体験計画書を作成するための検討をおこない、ワークシートに記述する。
第6時(本時) 体験計画ワークシートを完成させ、「体験!京都」に登録する。
第7時 「体験!京都」に登録した体験計画案をプレゼンテーションする。

体験計画書には次の事項を盛り込むようにします。
●体験実施計画
日時の予約は。何名で参加か。
体験場所の名称住所・電話番号・交通
電車やバスの時間、乗り継ぎ場所、所要時間
体験の所要時間・内容・費用
帰りの時間・交通
作品などの返却日や方法などの確認
各費用の合計
依頼文の作成と郵送予定
礼状の作成と郵送予定
●体験学習の目的
何をするために参加するのか。
体験学習のテーマ(主題)は何か。(これがもっとも大切)
事前に学習しておくことは。
用意していくものは。
質問事項のまとめと質問者は。
●持ち物
提出する書類は。
服装や靴はどうか。
デシカメ・メモ帳は。
他に持参するものはあるか。

グループ内で全員が協力して、旅行体験学習計画を作成します。その際、役割を分担し、できるだけ多くの情報を集め、実現可能なプランを作成します。大切なことは、「テーマ」に沿った一貫性のある体験学習にすることです。そのテーマをしっかり認識できるようにします。

体験学習企画書が完成したら、「体験!京都」に登録し、それに基づいてプレゼンテーションができるようにします。
プレゼンテーションをおこなう上での配慮すべき事項(1グループ5分以内)
・どんな方法でプレゼンをするのか。(プレゼンの練習をする。)
・内容はわかりやすいか。声の大きさは適切か。
・資料は効果的に使われているか。
・班員の役割分担、協力は適切にされているか。
・発表の工夫はされているか。
プレゼンテーションの終了後は、質疑応答や相互評価の時間を確保する。

企画書の表示ページの下に「掲示板」が表示されています。掲示板を使って意見の発言や質問などをアップすると公開での意見交換・相互批評になり、一段と効果的です。

 
(3)本時の目的

(1)必要な情報収集、課題意識、企画立案のしかたを学ぶ
体験する対象について十分な情報を集めて理解し、テーマを持って計画書をつくるようにします。計画書の作成の仕方について学ぶ。
(2)課題解決
自分の設定した課題に対して、聞きたいこと、調べたいこと、体験したいことなどについて主体的に取り組み、解決を見つけることができる。
課題追求の過程で、その課題が自分とどう関わっているのかを自分なりに考え、判断することができる。
(3)表現活動
自分たちが調べたことや考えたことなどをわかりやすく表現することができ、表現や発表方法等を工夫し、自分たちの思いを正しく相手に伝えるようにする。
(4)多面的な思考
グループ内で協力しての話し合い、グループ活動、発表などの様々な場面において、他の人の考えのよさに気づき、それを認めることができる。
グループ内や他のグループの考えを取り入れながら、よりよい自分の考えを見つけ出し、自分を高めることができる。

(4)展開例

第6時(本時)   体験学習計画ワークシートを完成させ、「体験!京都」に登録する。

 
学  習  活  動
留 意 点
導入
(5分)
(1) 体験学習計画書がノートやワークシートに完成しているかどうかを確認する。
(2) 計画書の原則を踏まえているか、確認させる。
(3) 作図や絵や必要があればスキャナを使用して画像を取り込む。
(4) 「体験!京都」に登録し、公開する。
 
展開
(30分)
(1) 体験学習計画書の下書きを完成させる。
(2) 漏れている項目がないか、原則を確認する。
(3) 計画書には図や絵を付けて分かりやすく工夫する。写真をつけめ場合はスキャナを利用して取り込み、きれいに加工を加える。図版や絵は描画ソフトを利用してもよいし、後でスキャナを利用してもよい。1点以上の画像添付を義務づける。
(4) 準備ができたら、ブラウザで「体験!京都」にアクセスし、生徒IDでログインする。「登録情報の一覧」から「事前の学習」らんの指定のテーマ名を選択する。
(5)「情報を新しく登録する」ボタンを押し、タイトルと作者名(グループ名)を入力し、パスワードを設定する。パスワードは忘れないように手帳などにメモしておく。
(6) 情報の内容の作成。画像を登録しテキストを入力する。「次へ」のボタンを押し、画像とテキストのセットを最大5セットまで一括登録することができる。まとめ方については、各グループの創意工夫に任せるが、パソコンの操作でつまずいている場合は支援をする。
(7) 地図上の場所に関連づける場合は、「スタンプと地図の座標の指定」ボタンを押し、まず任意のスタンプを選択し、次に「地図上の場所を決める」ボタンを押し、地図位置を正確に指定する。
(8) 「書き込み」ボタンを押して完成。
(9) 登録した計画書の情報を表示させ、不十分な箇所は「編集」ボタンにより修正を加える。
(1) 先生はあらかじめ、体験学習の「テーマ名」を登録しておく。「登録情報一覧」より「テーマをつくる」ボタンを押し、テーマ名を登録しておく。「2003年3年A組」等と年度を入力すると、次年度にも使用することができる。
(2) 生徒に、登録先のテーマ名を指定しておく。
(3) 1時間で完成しない場合は途中であってもできたところまでを登録し、次の時間に「編集」機能で修正し完成させるようにする。
(4) 初めて登録する場合はとまどいがあるかもしれない。仮のページをテスト登録し、同様に「削除」すると操作のしかたの概要がわかる。「ヘルプ」を利用するように指示する。
まとめ(10分)
(1) 登録が完成しなかったり、修正したい箇所がある場合は、次回の時間にまわすか、放課後等の時間を指定する。
(2) 次回は、登録して計画書を元にグループごとにプレゼンテーションを行い、相互評価や意見交換等を行うことを告げる。プレゼンテーションのついての注意事項なつをプリントして渡してもよい。
(1) プレゼンテーションは1グループ3〜5分程度とし、終了後は質疑応答などの時間をとる。

(5)体験学習のまとめと発表

本時は、体験学習の計画書の作成・登録が中心で、次回には登録した情報を元にプレゼンテーションをおこなう。
計画書には流れ図やイラストや見取り図などをを必ず添付させ、表現力と説得力を増すように工夫させます。ノートや画用紙に描いて後でスキャナで取り込んでも、描画ツールや作図ツールなどを利用して絵を描いたり作図してもよいものとします。
計画書がうまくまとまると体験学習への意欲・関心もたかまります。

   
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Webマップ開発プロジェクト(イント・教材研究所)
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担当      三浦 克紀
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