俳句徒然日記2020年 |
|
2020年1月10日 |
今年またポピュリズム政治の風が吹く一政党・一個人に権力が集中する独裁国家、ロシア・プーチン、中国・習近平、北朝鮮・金正恩。他にも権力を独裁的に運用する国はたくさんあるのだろう。
|
1月12日 |
なぜかフィンランドの生き方が気になって「危機と人類(上)」(ジャレド・ダイヤモンド著)「フィンランドの対ソ戦争」のフィンランドの冬戦争と継承戦争は考えさせられる物語だ。
|
1月13日 |
AI・技術革新は何のためITの仕事に携わりながらも、AIブームには胡散臭いものを感じる。そうはいってもAI的なものはどんどん社会を侵食していくのだろう。格差を助長し雇用を奪うなど以外にも、弱い人間を破壊してしまうような恐怖を感じる。
|
1月17日 |
なぜか陽水ロバートキャンベルは陽水の名曲「傘がない」を I've got no umbrellaと英訳しようとした時、陽水が「no umbrella」でお願いします、といったという。
「私事よりも少し地平を広げ、割り切れない思いやその余白を歌う方が心に深く染みていくから」と言うのが理由のようだ。 なるほど、深い、さすが陽水。 陽水の高音が気になって春分の日
|
1月20日 |
人生捨てたものではないか人生それほど捨てたものではないと言い聞かせた冬の朝。 アフガンの中村哲先生 1946年生まれ、3つ先輩。九州大医学部、登山と昆虫採取が趣味。 医療だけでは人は救えない。生活が成り立っていない。灌漑により農地を作り、農業と産業を起こそうとした。貧困、暴力、犯罪、テロは、若者に仕事がないからおきる。 アフガンの中村の柳青めりや
|
2月2日 |
年寄りって意味なく生きる良いものだ
|
2月7日 |
なるほど100年単位の民主主義1689年イギリス権利章典、
|
2月11日 |
できの悪いわたしは、その理由を問うべきではなかったか若い頃、頭の悪い奴が哲学にはまるとろくなことにならない、と誰かが言っていた。 これは本当だ、私がそうだったから。理解もできない、解決するすべもわからない。 もっと現実的な本を読んで技術や情報や知識を身に付けた方が実用的でよかったかもしれない。でも今の自分がどういう状態になっているのかそれはわからない。どうすればよかったのか、やはりわからない。それでよかったのかもしれない。
|
2月12日 |
もの思う大山久しぶりの大山、どこまでいけるか、自分の体力と脚力を試してみる。蓑毛から大山山頂を目指す。苦しながらもなんとか登り終えた。次は下り。あんのじょう、膝はがたがた、蟹歩き。それでも下社まで来て、熱燗をいっぱい。
|
2月22日 |
今年また梅見る幸せ何ものか生み出す力が求心力
|
2月29日 |
コロナの古稀コロナ来て箱根温泉古希流れ
|
3月2日 |
全国一斉、きっとよくないことが今日から、小中高校が全国一斉に休校になるとのこと。なぜ、コロナ感染者が出ていない地域まで一斉に休校にしなければいけないのか。現実を考慮しないなんという軽薄、暴挙。このしっぺ返しは大きいぞ。
|
3月7日 |
芭蕉と西行、才能のある人の生き方
Open mind style、自由を支え制御する規範、理性、倫理、精神、生きる理由、目的。金を欲望する。欲望の資本主義。 どうしても闘う香港に連帯を
|
3月20日 |
今年の花見技術を管理し、企業活動と経済活動を管理する。人モノ金をコントロールする。だんだんどうでもよくなってきて、経営の仕事をしながら花見を楽しむ。 菜の花や働く母の城腰
|
3月27日 |
美味しいでしょは失敗だけどどう
|
3月29日 |
裏返りの志向性
弱い人を助け、反主流派の側に立つ傾向、人とは違った見方や感じ方をする傾向、文字を逆に読む傾向、どもりとの格闘、そういう傾向が小学校の頃からあったように思う。だからエリートにはならない、ヨイ子にはならない。秀才でもない。
|
4月8日 |
お花見弁当はかかせない骨曲り首曲がりの我にコロナかな
|
5月 |
わたしの人生こんなにステキなの?フェイスブックで、近況報告をし合っているのは、何か違和感がある。 フォイスブックは、「自分の経験を他者とシェアするツール」なのだという。「経験をシェアー」し、他社から「いいね」をたくさんもらい、自分って「いいね」って自己満足にしたる。でも、それは自分のしていることを他人の目で「いいね」と映るように行動していないか。自分の人生なのに。
|
5月17日 |
不生不滅 不垢不浄 不増不減スティーブ・ジョブズ、評判が悪く金と名誉に溺れ、傲慢でエキセントリック。そういう彼がシンプルさと機能美を求める。 老人は怖いものなしコロナの夏 チェ・ゲバラの絵柄のタバコを見つけた。つい買ってしまった。チェ・ブランコ(?)、メーカーもよくわからない。「タバコはアグリカルチャである」「ナチュラル」などのことばを言い訳に、今日もまたタバコを吸う。 |
5月 |
それはそれこれはこれの俳句かな俳句はかって、フランス文学者の桑原武夫から俳句は「第二芸術」だとしていじめられた。その指摘は3つ。 |
6月8日 |
人は皆自分の正義を信じるが、真実は1つしかない。トランプにはトランプの真実と確信するものがあるが、それはトランプの妄想、虚妄でしかない。ほとんどの人はそう思っている。客観的な真実は一つしかない。 ガブリエルは、自然主義と科学主義的なものの見方を批判している。それから欲望の奴隷になり下がった資本主義。猿がコンピューターを操作してるイメージかな。 決定論と自由意志の和解、これはまた別の課題。自由意志は物質的・動物的欲求決定論から自らを解放する。
|
6月13日 |
椿から梅桜を愛でて紫陽花かな
|
6月20日 |
ズーラシア野菊の花の可愛げなれば なぜコロナなのか。100年前にスペイン風邪が流行って、世界で多くの人が死んだ。人類500億年の歴史、いや1億年の歴史のなかで、ペストやスペイン風邪やコロナのようなDNAの突然的な変異により病原菌やウイルスによる大災害があったのだろうか。コロナは、人類もやはり逃れようもなく動物であり生物の一員であることを思い知らせてくれる。 |
7月19日 |
色っぽく、意気地があって、あきらめて蓮の花向こうに睡蓮三渓園 143 能力あり、直く、正しく、ことばやさしく、柔和(にゅうわ)で、思い上がることのない者であらねばならぬ。
|
7月24日 |
田中まーくん、負けて追い込まれた時、意識が自分の弱さや悪いところに向いてしまう。それでは負けてしまう。意識を相手に集中し、負けない気持ちでぶつかっていく。勝ちに行く。そうしないと勝てない。まーくん、がんばれ。
|
8月2日 |
古来人の悩みは死後の世界 夏の紫陽花はかなしい。誰かきれいにして。そうすれば来年またきれいな花を咲かせることができる。花は死んでまた生まれ変われるが、人間はどうなのだろう。神の目からみれば、自分という人間が生まれ変わろうが、他人が生まれ変わろうが、まったく新しい人格が生まれようが、それはどうでもよいこと、同じことなのだろう。 |
8月11日 |
ヤビツ行逃して我はタバコ吸う男かな
|
8月15日 |
まためぐりくる夏のあの日
|
8月23日 |
私はReal問題から逃げているのかもしれない。面倒だから人とも意見をたたかわさない。自分が居心地のいい場所にすぐ逃げてしまっているのかもしれない。それではいけないのではと反省しつつ。 |
9月3日 |
降ってきてかってに咲いたおもしろい花
|
9月8日 |
古稀こえて薄すっきり仙石原
|
9月14日 |
一晩で夜寒になりぬ初時雨
|
10月3日 |
花に問おうとして花にウキウキ
|
10月25日 |
これがまあ母の住処かはたの中
母が介護老人保健施設からグループホームに移った。
|
11月1日 |
気がつけば老人団体京の旅
|
11月18日 |
人間にとって価値があるものとは何か。
|
11月27日 |
素朴な、質素な、飾らない、自然な、
|
12月1日 |
越えられない試練はないはず
|
12月3日 |
冬枯れの野を行くごとし明日移転
|
12月19日 |
中国共産党による国家の安全保障論理の巨大化が目に余る。
|
12月22日 |
ああわたしは芭蕉にはなれない
|
12月23日 |
また一つものを忘れてふて寝かな予約忘れ電話も来なくなった歯医者かな
|
12月28日 |
高齢者惜しむべくもない命惜しむなり
|
photo by miura 2020. |