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「形成的アセスメント」についてのノート 2008.8 三浦@int |
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1.形成的アセスメン |
「形成的アセスメントとは、生徒の学習ニーズを確認し、それに合わせて適切な授業を進めるための、生徒の理解と学力進歩に関する頻繁かつ対話型(インタラクティブ)なアセスメントを指す。」 「評価と指導」の学習指導のサイクルが生徒の学力向上の方略として有効なことは誰も否定する人はいないだろう。だが、生徒の学力状況をどう把握するか、生徒の達成状況を把握したら、生徒をどう指導するのか。そのための効果的なノウハウはあるのだろうか。教師の活動を支援する環境は整備されているのだろうか。「形成的アセスメント」を実効たらしめるためには何が必要なのだろうか。 本書「形成的アセスメントと学力」の「形成的アセスメント」は、いわば「評価と指導のシステム」といえそうだが、生徒の学力水準を向上させ、「学習の学習」(=メタ学習)技能を改善することを目標としている。この場合の「学力」の意味に留意する必要がある。単純な教科的学力ではない。 |
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<障壁に取り組む> *************************************************************************************** PISAの学力調査は、国際的な総括的アセスメントだが、形成的なアセスメントは学校や地域で行われる。では何のためのアセスメントなのか。 |
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形成的アセスメントの構成要素であり、概念でもある。 形成的アセスメントの最終ゴールは、生徒が自分自身の課業を評価して改善することができるようにすることである。
どのように学ぶかについての自覚を持っている生徒こそ、うまくゴールを設定することができ、様々な学習方略を開発し、そして自分自身の学習方略を制御し、評価することができる。 生徒は、動機付けや自信を失うと、制御方略をうまく使えなくなる。 「自己効率感」。教師の重要な役割は、子供が自信を築き、様々な学習方略を開発することを手助けすることである。 この研究は、期待以下の成績をとっている生徒を含め、「学習の学習」技能の発達を手助けする際に、生徒の成績に効果を及ぼせるように形成的アセスメントの要素をどのように適用するか、ということ。 |
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(1)形成的アセスメントの実践を促進する法律制定 <政策指針> |
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形成的アセスメントは教師の共感を呼ぶが、これを日常の実践に移すことは不可能であり、多くの障壁があると抗議する。 ・障壁に取り組み、教室レベルで利点を実現する 大多数の教師が定期的に交流すること。 |
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カナダ ケベック州のPROTICプログラム 情報テクノロジーとコミュニケーションに重点を置く中等教育プログラム。 デンマーク 国立教育実験センター(SPF) 形成的アセスメントをすべての教授学習に統合する。 イングランド 児童生徒は、7歳・11歳・14歳・16歳の各段階で、ナショナルカリキュラムスタンダードの達成度を測定するための試験を受けることが義務付けられている。 フィンランド 学校レベルでの自己評価を推奨。 とりあえず、以上 |
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