統合Web採点システム
1. Web採点システムとは
情報化社会の進展をうけ、答案をデジタル化してWeb上で採点する方法が、専門テスト処理業界では一般化しています。これは、ハードの性能向上や通信環境の整備、ソフト開発技術の向上などの環境整備、そして個人情報保護の意識やWeb上での成績閲覧や管理などの利用方法の高度化、学力成績を扱う社会的な環境の変化が大きく関係しています。学力成績についても、ITC技術の利用により、より高度化していくものと思われます。

デジタル処理と通信技術の進歩は、テストの答案の採点過程をいっそう効率化しています。大学入試センター試験はマークシートで行われ、その採点処理はマークリーダで効率的に行われます。55万人の受験者の答案を処理するためには、当面この方法しかないでしょう。
しかし、高校入試は公立ではほとんど記述式答案で、私立では受験数の多いところでマークシート方式を採用している程度です。文科省の全国学力調査は、マークシート式と記述式を併用していますが、その方式が全国の県立高入試に採用されるという動きはないようです。マークシート処理をするためには、大型のマークリーダと手採点結果との統合というシステムが必要になるからです。

ということで、高校入試のレベルでは、答案は先生方の手採点が中心ということになり、したがって、中学校では中間・期末テストその他の模試等もすべて記述式ということになります。文科省の全国学力調査のように、選択式の出題はマーク式、その他の出題は記述式で、手採点とマークリーダを併用するのが最も効果的で合理的と考えられますが、ハード環境の整備やシステム化が必要になるため、現状ではあまり普及は望めません。

学校や塾でのテストはほとんどが記述式解答用紙ですが、、今後はその採点から成績処理方法の効率化と高度化が課題といえます。採点はどうしても人間による視認と判断が必要ですが、その作業をITC環境を活用することにより効果的に支援することで、スピードアップと信頼性の向上とコスト削減を同時に実現し、さらにエンドユーザー様にも多くの利便性とより高いサービスを提供することができます。

弊社が開発した「Webデジタル採点システム」は、スキャナにより答案をデジタル化し、インターネットを利用して採点するものです。
必要なハード環境の整備が必須であるため、本システムを利用した添削等について弊社が請け負うかたちを基本にしています。以下にその概要を説明します。
「Web採点システム」は、次の項目を目指します。
<運用システム上のメリット>
採点業務の効率化・スピードアップ
設問ごとの串刺し採点により、「採点規準・許容」の統一化を図る。
「完全採点検査」の実施により、採点ミスを極小化する。
採点は匿名答案に対して行い、「個人情報」に最大限の配慮をする。
採点から成績処理までをシステム化して処理の合理化・効率化を図る。
システム全体として、処理のスピードアップ・採点信頼性の向上・コスト削減を目指す。
<ユーザー様のメリット>
システム上の、スピードアップ・コスト削減・正確さの向上は、ユーザー様への全体的なサービス品質と信頼性の向上につながる。
匿名採点により個人情報保護に対する安心度が向上する。
成績と答案が同一用紙で出力されるため、答案と一体になった正答率や誤答アドバイスなど解答見直しの利便性が向上する。
成績返却時に、受験教科の答案をセットして返却する手間が省けるため、返却時の負担が軽減される。
Webによる成績閲覧サービスにより、成績表の返却に先だって、成績や採点答案を閲覧できる。
誤答した答案に対して個別のアドバイスや、他の生徒のモデル解答や別解の提示、添削的コメント機能など、成績取り扱いの質的な向上が図れる。
■動作環境
本システムは、SQLデータベースとIISWebサーバにより運営され、クライアントは標準ブラウザにより本アプリケーションを利用します。クライアントにはJavaAppletのランタイムをインストールします。

<クライアントサイドの実行環境>
◇IE7以降、推奨はIE8
◇Javaランタイムインストール(jre-6u17-windows-i586.exe(16MBバイト)
◇Java実行環境の設定のためのインストール

<Serverサイドの環境>
◇SQLServer(弊社提供もしくはお客様のServerを使用)
◇WebServer
◇スキャナ(答案の画像化)

本Web添削システムは、作文成績処理システムとセットでご提供できます。ユーザー様の要求に合わせてカスタマイズできます。また、ユーザー様特注の添削システムを開発しご提供することも可能です。